最新刊：12巻（2024/12/26）
作画：東雲太郎
原作：銀翼のぞみ
キャラクター原案：東雲太郎・夜ノみつき
出版社：白泉社
掲載誌/レーベル：ヤングアニマル
「小説家になろう」で大人気の原作を東雲太郎がコミカライズ。元騎士の主人公が転生したのはSランクモンスターの「ベヒーモス」。しかし幼体なので見た目は仔猫!? 自分を拾ってくれた美少女エルフ娘を守るため、騎士（ペット）としての誇りを胸に戦う！ 異世界冒険ファンタジー！
Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます｜元騎士が最強モンスターに転生し、エルフ少女と過ごす異世界ライフ
『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます』は、異世界で最強クラスのモンスターに転生した主人公が、エルフの少女とともに過ごすファンタジー作品です。
主人公は元々、人間の騎士として生きていました。しかし、ある日何者かによって殺害され、転生した先でSランクモンスターの《ベヒーモス》になってしまいます。巨大で恐ろしい存在になるはずが、傷を負って弱った状態でいたところ、エルフの少女に「ふわふわの猫」と勘違いされ、ペットとして保護されることに。
本来ならば恐れられる存在でありながら、エルフ娘に甘やかされ、護衛（騎士）として扱われる主人公。可愛らしいペット生活と、圧倒的な力を持つモンスターとしてのギャップが本作の最大の魅力です。
騎士から最強モンスターへの転生というユニークな設定
『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます』の大きな特徴は、主人公が元は人間の騎士だったことです。誇り高き騎士として戦い抜いていたはずが、気づけば異世界でベヒーモスとして目覚める展開は新鮮で、読者を引き込みます。
また、転生後のギャップも魅力的です。巨大なモンスターとしての力を持ちながら、小さく縮んだ姿では「猫」と勘違いされるというコミカルな展開が物語の面白さを引き立てています。
さらに、騎士時代の記憶が残っているため、主人公の考え方や行動には「忠誠心」や「戦士としての誇り」が垣間見えます。エルフの少女を守るために動く姿には、騎士としての矜持が滲み出ており、単なるペットではない特別な関係性が描かれています。
エルフ娘との心温まる関係
エルフの少女は、純粋で心優しく、無垢な存在です。そんな彼女が、主人公を「猫」として愛情深く世話する様子は微笑ましく、読者の心を癒します。
一方で、主人公は自分がSランクモンスターであることを理解しており、彼女に害が及ばないよう陰ながら守る姿勢を取ります。この対比が、二人の関係をより魅力的なものにしています。
また、エルフの少女は成長していく存在でもあります。主人公とともに過ごす中で、自身の使命や責任を学び、次第にたくましくなっていく姿が描かれています。その過程を見守る主人公の目線にも、どこか父親的な温かさが感じられるのも、『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます』の魅力の一つです。
圧倒的なバトルシーンと戦略的な戦い方
「Sランクモンスター」として転生した主人公は、当然ながらその力も規格外です。通常のモンスターや人間では歯が立たないような強大な力を持ち、圧倒的なバトルシーンが展開されます。
しかし、主人公はその力をむやみに使うことはせず、必要な場面でのみ発揮します。自身の正体がバレないように、戦略的に動く場面もあり、単なるパワーだけでなく、知恵を活かした戦い方が描かれる点も面白いポイントです。
また、戦闘時には騎士時代の経験も活かされており、ただのモンスターではなく「戦士」としての立ち回りが感じられるのも魅力的です。力押しだけではなく、戦略や機転を利かせたバトルが展開されるため、読者も飽きることなく楽しめるでしょう。
異世界ならではの文化や世界観
『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます』では、エルフ族を中心とした異世界の文化も丁寧に描かれています。エルフの国の仕組みや、彼らの信仰、魔法体系など、ファンタジー作品ならではの世界観がしっかりと作り込まれています。
また、主人公が異世界の常識に戸惑いながらも、次第にその環境に馴染んでいく過程も丁寧に描かれています。元騎士としての知識や経験がどのように活かされていくのか、異世界の住人たちとどのように関わっていくのかといった点が、物語の重要な要素となっています。
まとめ
『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます』は、異世界転生ものの中でもユニークな作品です。元騎士の誇りを持つ主人公が、最強のモンスターに転生しながらも、エルフの少女に可愛がられるというギャップが魅力的に描かれています。
また、エルフ娘との関係の変化、圧倒的なバトルシーン、異世界の文化描写など、さまざまな要素がバランスよく組み合わさっており、異世界ファンタジー好きにはたまらない一作となっています。
ペットとしてのんびり暮らす一方で、守るべき存在のために戦う主人公。ギャップ萌えが好きな人、強キャラが隠れながら活躍する物語が好きな人には特におすすめです。
戦闘とほのぼの要素のバランスが良く、気軽に楽しめるファンタジー作品なので、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか？
