太陽光発電の収支を毎月公開|我が家の売電・電気代の実際【2026年6月・初回】

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太陽光発電をつけようか迷っていたとき、いちばん知りたかったのは「実際につけた家が、毎月いくら得しているのか」でした。でも出てくるのは業者のシミュレーションばかりで、本音の数字がなかなか見つからない。

そこで、我が家の発電量・売電収入・電気代を、これから毎月そのまま公開していくことにしました。良いことだけでなく、正直な短所も書きます。設置を迷っている方や、すでにつけて「うちの数字、これって普通?」と感じている方の参考になればうれしいです。

まず我が家の設備概要(比較の前提として)

数字を見ていただく前に、「どんな家の数字なのか」をお伝えします。ここがズレていると、収支を比べても意味がないからです。

設置したのはいつ・何kWのシステムか

  • システム容量:3.344kW(一般的な戸建て向けの、わりと標準的なサイズです)
  • 引き渡し時期:2019年6月
  • 年間発電量の予測:約3,084kWh(設置時のシミュレーション値)
  • 売電契約:FIT(固定価格買取制度)で10年間の固定買取。2019年6月の引き渡しなので、我が家の固定買取はおおむね2029年まで残っています。
  • 我が家の買取単価26円/kWh(2019年度に設置した固定価格。FIT単価は設置した年度で決まり、10年間変わりません)

「3.344kW」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、4人家族でもギリギリ足りるかどうか、という控えめなサイズ感です。大きなシステムではないので、「うちは標準的な家庭の数字」として見ていただけると思います。

我が家の電気の使い方(自家消費に効く前提)

  • 50代の夫婦を中心とした世帯で、平日の日中は基本的に不在(共働きです)。
  • オール電化の家です。ここが大きなポイントで、ガスを使っていません。
  • 平日に家にいないぶん、発電した電気をその場で使う「自家消費」はどうしても少なめになります。

平日昼間に人がいない家は、発電した電気を売る(売電)割合が多くなります。逆に在宅時間が長い家は自家消費が増えます。同じ容量でも、生活スタイルで収支は変わるということを、頭の片隅に置いて読んでください。

【2026年6月】今月の実収支レポート

ここがこのシリーズのメインです。毎月、この部分を更新していきます。

今月(2026年6月分)の売電収入

まず直近の実績です。

項目 実績
算定期間 2026年5月2日〜6月1日(31日間)
売電量 266kWh
買取単価 26円/kWh
売電収入(振込額) 6,916円

6月は日が長く晴れも多いので、1年の中でもよく発電する時期です。今月は266kWh分を売って6,916円になりました。我が家の1年の中では、いちばん多いくらいの月です。

注:電力会社の「算定期間」は検針日の関係で月初〜翌月初(例:5/2〜6/1)になります。そのため「6月分」は実際には5月の発電がメインです。FITの売電単価は設置した年度で固定されるため人によって違います。これから設置する場合の単価は年度ごとに変わるので、最新価格は各電力会社や資源エネルギー庁の情報でご確認ください。

過去12ヶ月の売電収入(実績)

「毎月いくら入るのか」がいちばん気になると思うので、直近1年ぶんをそのまま載せます。

月(電力会社の表示) 売電収入
2025年07月 4,706円
2025年08月 5,642円
2025年09月 4,628円
2025年10月 2,964円
2025年11月 2,080円
2025年12月 2,158円
2026年01月 1,794円
2026年02月 2,366円
2026年03月 2,314円
2026年04月 3,692円
2026年05月 4,706円
2026年06月 6,916円
過去12ヶ月 合計 43,966円

こうして並べると、月によって2倍〜4倍近い差があるのがよく分かります。よく晴れる初夏(6月)は約6,900円、いっぽうで日が短い冬(1月)は約1,800円まで落ちました。年間の合計はおよそ44,000円。「毎月コンスタントに入る」のではなく、夏に稼いで冬は控えめというのが、3.344kWの我が家のリアルな数字です。

電気代は「オール電化+太陽光」でかなり助かっている

我が家はオール電化なので、そもそもガス代がゼロです。料理もお湯も暖房も電気でまかなっています。

「電気代だけ見ると高そう」と思われがちですが、ガス代がかからないぶん、光熱費トータルでは太陽光がかなり効いています。昼間に発電した電気を使い、余った分を売り、足りない分だけ買う。この組み合わせで、光熱費の負担を実感としてしっかり減らせています。

今月のトピック・気づいたこと

  • 我が家は共働きで平日の日中は不在なので、洗濯はタイマーで昼間に回し、発電している時間に自家消費するようにしています。この家事の回し方は別記事にもまとめました → 通勤4時間・フルタイムの50代が家事を回す方法
  • 「昼間に電気を使う家電を寄せる」だけで、買う電気が減る実感があります。発電している時間にどれだけ使えるかが、地味に効いてきます。

累計収支と「元が取れるか」の現在地

「結局、元は取れるの?」が、いちばん気になるところだと思います。

これについては、設置費用の総額と、設置からの累計売電収入をきちんと並べて、このシリーズの中で改めて詳しく公開します(正確な金額を出したいので、初回では概算ではなく次回以降にまわします)。

現時点での実感だけ正直に言うと、「派手に儲かる」ものではありません。ただ、毎月コツコツ売電収入が入り、ガス代ゼロと合わせて光熱費が下がるぶん、生活の固定費がじわじわ軽くなっている――という手応えはあります。あくまで我が家の一例として、参考にしてください。

設置を検討している方へ:正直な短所も書きます

良いことばかり書いても信用できないと思うので、つけてみて感じた正直な短所も書いておきます。

後悔とまでは言わないけれど、想定と違ったこと

  • 期待ほど発電しない月がある。これが正直いちばんの「うーん」です。上の表のとおり、いちばん少なかった1月は売電収入が1,794円。よく発電した6月の6,916円と比べると、4倍近い差があります。冬や梅雨で曇りが続くと、シミュレーションの数字には届きません。「毎月◯◯円入る」と思い込むと、少ない月にがっかりします。年間を通してならして見るのが現実的です。
  • 平日の日中に家にいない我が家のような家庭は、どうしても自家消費が少なめになります。在宅時間が長い家庭のほうが、太陽光のうまみは大きいかもしれません。

このあたりの「向いている家・向いていない家」については、設置を迷っている方向けにもう少し詳しく書いた記事を今後公開する予定です。

過去の月次レポート一覧

今後、毎月の実収支をここに積み上げていきます。同じくらいの容量の家の数字と比べたい方は、ブックマークしておいていただけると比較しやすいと思います。

  • 2026年6月(この記事)

まとめ

太陽光発電の収支は、「業者のシミュレーション」と「実際の生活」では、けっこう印象が変わります。我が家のように共働き・オール電化の家もあれば、在宅中心の家もあって、同じ容量でも数字は変わります。

だからこそ、飾らない一軒の実数が誰かの判断材料になればと思い、これから毎月そのまま公開していきます。投資としておすすめするものではなく、あくまで「我が家ではこうでした」という記録として、気楽に参考にしてください。