捨てられた転生賢者 ~魔物の森で最強の大魔帝国を作り上げる~

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最新刊:8巻(2022/6/9)完結

漫画:クリカラマル
原作:未来人A(マイクロマガジン社)
キャラクター原案:キッカイキ
出版社:講談社
掲載誌/レーベル:マガジンポケット

「小説家になろう」発の大人気ファンタジーを完全コミカライズ! 人に捨てられた転生賢者が、魔物のために最強国家を築く!! 「転生魔法」を編み出した大賢者。記憶を保持したまま生まれ変わり、二度目の人生を謳歌するつもりが…、赤ん坊のまま魔物の森に捨てられてしまった! 万事休す。だが、そこに思わぬ救いの神が現れる。ニンゲンを育てようという奇特なゴブリン母子に拾われたのだ! こうして、ゴブリンの村で育つことになった転生賢者の世にも稀有な冒険が始まる!! 「小説家になろう」大人気作を完全コミカライズ! 国家建立ファンタジー!! 原作者書き下ろし小説も収録!

引用元:イーブックイニシアティブジャパン eBookJapan 

『捨てられた転生賢者 ~魔物の森で最強の大魔帝国を作り上げる~』レビュー|赤子から始まる異色の成り上がり物語

『捨てられた転生賢者 ~魔物の森で最強の大魔帝国を作り上げる~』は、主人公ベラムスの転生から始まる異世界ファンタジー作品です。転生直後に赤子のまま人間社会に見捨てられたベラムスは、魔物であるゴブリンたちに拾われ、育てられるという異色の設定。追放や孤独という要素をベースにしながらも、魔物たちとの絆と彼の驚異的な成長が描かれた作品で、異世界ファンタジーの中でも特異な魅力を放っています。

赤子のベラムスとゴブリンたちの絆

人間に捨てられ、赤子の状態で魔物の森に放置されたベラムスを拾ったのは、ゴブリンの群れでした。彼らは決して知能が高いわけではないものの、ベラムスを大切に育てます。人間の世界では「弱い」「卑しい」と見下される存在のゴブリンですが、彼らの純粋さと優しさに触れたベラムスは、やがて彼らを本当の家族のように思うようになります。

ゴブリンたちとの日々は穏やかで温かいものですが、森の中で生きる厳しさもあり、ベラムスは幼い頃から自らを鍛え、学び続けます。彼の持つ天才的な能力は転生の恩恵だけでなく、この厳しい環境で培われた努力の賜物でもあります。

最強賢者としての成長

ベラムスはゴブリンたちと暮らしながら、転生前の知識と生まれ持った魔法の才能を磨き、驚異的な力を身につけていきます。彼の成長速度と実力は、森に訪れる侵略者や強大な魔物を圧倒するほど。彼は自分を拾い、育ててくれたゴブリンたちへの恩返しとして、彼らの暮らしを守るだけでなく、より豊かにするための道を探ります。

大魔帝国の建設

ベラムスの目標は、ゴブリンたちを中心とした「大魔帝国」を築くことです。弱いとされてきたゴブリンや他の魔物たちをまとめ上げ、彼らの可能性を引き出しながら新しい秩序を作り上げます。この過程で描かれるのは、単なる復讐や成り上がりではなく、仲間たちと協力し、未来を切り開く壮大なビジョン。

魔物同士の対立や人間からの襲撃といった課題に直面しながらも、ベラムスの知恵と強さ、そして仲間たちへの信頼が試される展開が続きます。特に、人間社会での成功ではなく、魔物たちと共に新しい世界を築こうとする姿勢が本作の独自性を際立たせています。

迫力ある戦闘シーンとキャラクター描写

ベラムスの力を存分に発揮した戦闘シーンは、本作の大きな見どころのひとつ。ゴブリンたちとの連携や、他の魔物たちとの協力によって繰り広げられるバトルは、迫力と戦略が融合したものとなっています。また、魔物たち一人ひとりの個性や、彼らとの絆を描いた描写が物語に深みを加えています。

まとめ

『捨てられた転生賢者 ~魔物の森で最強の大魔帝国を作り上げる~』は、赤子として捨てられた主人公ベラムスが、ゴブリンたちと共に新たな世界を築き上げていく異色のファンタジー作品です。温かな絆と壮大な夢を描いた本作は、ダークな要素を含みながらも未来への希望を感じさせてくれます。ベラムスがどのように「大魔帝国」を築き、どのような未来を迎えるのか。続きがますます楽しみな一作です!