せどりで仕入れる商品がない|50代が秋物を見送った理由

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せどりで仕入れる商品がない月の記録 副業

前回の記事、せどりのリサーチ方法|FBA初回赤字後に50代が見直した項目の中で、私はこう書きました。

直近では、秋物の羽織もの(アウター系)を候補として見ています。

その後どうなったのか、という報告です。せどり(中国輸入×Amazon)を続けている中で、仕入れる商品が見つからなかった月の記録になります。

結論を先に書きます。3つのテイストを調べて、1点も仕入れませんでした。

売上が立った話でも、赤字が増えた話でもありません。何も買わなかった月の記録です。ただ、書く価値があると思ったのは、前回の記事の中で自分でこう書いていたからです。

見送ることは、結果が出なかったという意味ではありません。判断材料がそろわないときに資金を残すことも、仕入れ判断の一部です。

書いた時点では、まだ実際の判断で使う場面が来ていない言葉でした。今回はその言葉が実際に働くかどうかを、自分で確かめた形になります。

秋物は3テイスト調べて、1点も仕入れませんでした

2026年7月11日ごろから、中国輸入サイトで秋物の羽織もののリサーチを始めました。見ていたのは次の3つのテイストです。

  • CPOジャケット(シャツのような形の羽織もの)
  • 中綿ベスト
  • 大きめの、きれいめ系ニット

いずれも、その後に仕入れ判断まで進んだものはありません。候補として絞り込んでいく途中で、条件に合うものが出てこないまま終わりました。

最初にはっきりさせておくと、これは「探すのをやめた」という話ではありません。資金は次の候補のためにそのまま残していて、時期をずらして秋物をもう一度調べる予定です。

なぜ7月に動いたのか|「シーズンの2か月前」を実際にやってみた

前回の記事で、季節商材についてこう書きました。

今は仕入れてから手元に届くまでの時間と、そこからFBAへ納品するまでの時間を合わせて考え、シーズンの2か月前には仕入れるようにしています。

私が見ている範囲では、秋物が動くのは9月から11月ごろです。そこから逆算すると、動き始めるのは7月から8月になります。7月11日ごろに動き始めたのは、この逆算に沿った形です。

Amazon FBA初回納品の実費と結果で書いたとおり、初回は季節商材なのにシーズン前の販売開始に間に合いませんでした。同じ失敗を繰り返さないという意味では、この部分は前回書いたとおりに動けたと思っています。

といっても、実際に仕入れるところまでは進んでいないので、確かめられたのは動き出しの時期だけです。

そして、時期どおりに動いたからといって、仕入れられるとは限りませんでした。今回はここが分かっただけでも収穫でした。

探す前に、4つの条件で足切りしました

初回の反省から、今回は候補を広げる前に、先に「見ないもの」を決めてから始めました。

秋物のリサーチを始める前に決めた4つの足切り条件
候補を広げる前に「見ないもの」を先に決めました。初回の反省から作った、今回の足切り条件です。

① 飽和しているカテゴリは、最初から見ない

夏に扱った商品には、ポロシャツやサコッシュ(小さめのバッグ)がありました。結果は前々回に書いたとおり、売れたのは実質1商品です。今になって振り返ると、すでに出品者が多いカテゴリだったのだと思います。同じことを秋物で繰り返さないよう、まずは出品者の多いカテゴリを候補から外すところから始めました。

② かさばるものは、今の段階では扱わない

ダウンや中綿のフルジャケットは最初から外しました。理由は3つあります。

  • サイズが大きくなるとFBAの配送代行手数料が上がる(2026年7月に私が試算へ使った時点では、大型の区分でおよそ800円でした)
  • 中国からの送料も、かさばるほど高くなる
  • 一点あたりの金額が大きくなるので、仕入れたお金が売れるまで長く動かせなくなる

初回で10万円を超える出費をしている以上、今は資金を大きく拘束する商品を持つ段階ではないと判断しました。実際の手数料は商品のサイズや区分によって変わりますし、改定されることもあります。最新の金額はAmazon公式のFBA料金シミュレーターなどでご確認ください。

③ 今売れている商品の路線から離れない

今扱っている商品は、オーバーサイズでユニセックス、きれいめのストリート寄りという路線です。買ってくださっているのは、男性のXL・2XLと、女性のM・Lという2つのサイズ帯でした。

新しいジャンルに手を広げるより、この2つの客層をそのまま引き継げるものを探すことにしました。

④ 季節先行の適期に入っていること

前の章に書いたとおりです。7月から8月に仕込み、9月から11月に売る。この時間割に乗らないものは、良い商品でも今回は見送るという前提で始めました。

見えてきたのは「価格戦争か、薄利か」の二択でした

条件を決めて秋冬の羽織ものやトップスを見ていくと、候補がだいたい2つのグループに分かれていくのが分かりました。先に断っておくと、ここから書くのは、私が7月に、私の条件で見た範囲で感じたことです。

秋冬トップスで見えた二択と、足りなかった判断軸
安いほうを選べば価格で戦うことになり、差別化できるほうを選べば利益が薄くなる。この二択から抜け出せず、7月は1点も仕入れませんでした。

ひとつは、安くて販売実績もある商品です。 ただ、こちらは無地が中心でした。同じような無地の商品はすでに数多く出ているので、後から入る自分に残る差は価格くらいしかない——というのが、見ていて感じたことです。値段の下げ合いになれば、手元に残る割合は薄くなります。

もうひとつは、デザインで差別化できる商品です。 こちらは仕入れ値が上がります。仕入れ値に合わせて売価を上げられればいいのですが、実績のない出品者である自分の商品に、その値段を出してもらえるかどうか。そこまでの見通しは、私には立てられませんでした。結果として、利益は薄くなります。

安いほうを選べば価格で戦うことになり、差別化できるほうを選べば利益が薄くなります。どちらを選んでも、前回決めた基準の中に収まる商品が出てきませんでした。

同じ時期に別の見方をした人は、別の結論になっていたかもしれません。それでも、自分が決めた条件で探した結果としては、この二択から抜け出せませんでした。

利益率20%の基準は働いた。でも、それだけでは決められなかった

前回の記事で、私は判断の目安をこう書いていました。

今のところの目安は、利益率20%を一つの基準にしていて、これを下回ると見送る判断になりやすいというものです。

今回、この基準は働きました。基準の中に収まる商品が見つからなかったので、仕入れませんでした。 決めておいた数字が、そのまま仕入れを止めるブレーキとして機能したことになります。

ただ、正直に書くと、それだけでは決められませんでした。

利益率という数字は、「その商品を仕入れてよいか」は教えてくれます。しかし、「なぜ届かないのか」までは教えてくれません。今回の二択でいえば、安いほうも差別化できるほうも、結果としては同じ「届かない」でしたが、届かない理由はまったく別でした。片方は競合が多すぎるから、もう片方は仕入れ値が高すぎるからです。

理由が違えば、次に手を打つ場所も変わってくるはずです。利益率という一つの数字だけを見ていると、この違いに気づけません。

そこで、判断基準を一つ増やしました。

  • これまで:仕入れ値と売価から利益率を計算して判断する
  • これから:あわせて競合の状況を調べ、その市場で自分が勝負できるかどうかも判断材料にする

前回の記事では「見送る条件はまだ固めている途中です」と書きました。今もまだ固まってはいませんが、少しだけ形になったのはこの部分です。基準は正しかったから守った、という話ではなく、基準を実際に使ってみたら足りない軸が見つかった、という話です。

見送りには、数字が残りません

書いていて気づいたことがあります。

前々回の記事では、初期投資が約103,300円、売上が約17,300円という数字を表にして公開しました。赤字ではありましたが、数字は残りました。

今回は、その表が作れません。仕入れていないので、仕入れ値も売価も利益率も存在しないからです。見送った候補について「利益率が何%だった」と書けたら記事らしくなるのですが、仕入れていない以上、手元に残った記録がありません。無い数字を書くわけにはいかないので、無いとだけ書いておきます。

副業の記録を公開していると、「今月は何も買いませんでした」という月は、どうしても手応えのない回になります。支出を抑えられたことは成果に見えませんし、比べられるグラフも作れません。

それでも、前回自分で書いた一節を思い出すと、これは何もしなかった月ではなく、決めておいた基準が実際にブレーキとして働いた月でした。書くことがないのではなく、書ける形の数字にならないだけです。

見送っている間も、お金は動いています

もう一つ、隠さずに書いておきたいことがあります。秋物を見送っている間も、支出は止まっていません。

前々回の記事に書いたとおり、Amazonの大口出品プランには月額約5,400円がかかります。これは仕入れをしてもしなくても、毎月出ていくお金です。売れれば1枚あたり約550円の手数料もかかりますし、在庫を預けている間は保管の費用も発生します。

そして、販売そのものは止めていません。前々回に書いた初回納品は4商品でしたが、そこから数は変わり、今は7商品を出品しています。

  • メッシュTシャツ:前々回の記事で「売れているのは実質1商品」と書いた、その1商品がこれです。今もそこそこ売れていて、どのサイズが動くのかも分かってきました。需要が高かったサイズを、これまでに3回補充しています
  • アクセサリー:仕入れ5,288円で販売を始めました。かさばらず、資金の拘束も小さいので、今の慎重な段階でどこまで動くかを確かめる、実験のつもりで出しています

秋物を仕入れなかったのは、副業そのものを止めたからではありません。新しく大きく仕入れることはしませんでしたが、すでに売れている商品の補充と、小さく試せる商品の検証は続けていたというのが、この1か月あまりの実際です。

なお、初回からの収支が黒字に転じたという話ではありません。赤字はまだ解消しておらず、回収の途中です。

今後は、アクセサリーの販売状況を見ながら、時期をずらして秋物をもう一度調べるつもりです。

まとめ|自分が書いた一節を、自分で回収しました

今回の記録をまとめると、次のようになります。

  • 2026年7月11日ごろから、秋物の羽織もの3テイストを調べた
  • 探す前に、飽和カテゴリの除外・かさばらないもの・既存の路線・時期という4つの条件で足切りした
  • 秋冬トップスは「安くて価格戦争」か「差別化できるが薄利」の二択で、基準に収まる商品が出てこなかった
  • 結果、1点も仕入れなかった
  • 利益率20%の基準は働いたが、それだけでは足りず、競合状況を見て勝負できるかという軸を足した
  • 見送っている間も、固定費と手数料は出ている

前回、私はこう書いていました。

見送ることは、結果が出なかったという意味ではありません。判断材料がそろわないときに資金を残すことも、仕入れ判断の一部です。

今回、その通りに動いてみて、見送ったのは正しかったと今は思っています。ただ、それは「見送りが正解だ」という意味ではありません。仕入れていたらどうなっていたかは、誰にも分からないからです。分かるのは、自分で決めた基準が、実際に仕入れを止める側に働いたということだけです。

仕入れる商品が見つからない月は、探し方が足りないだけではないか、という見方もできると思います。ただ、もし基準を決めずに探していたら、私はたぶん何かを買っていたと思います。そして、また前々回と同じ赤字の記事を書くことになっていたかもしれません。

見つからない月に何も買わずにいられたのは、探す力があったからではなく、先に基準を決めてあったからだと思います。今回いちばん実感したのはそこでした。

なお、リサーチの時間の作り方については通勤スキマ時間で続けている副業の全体像に、判断項目そのものについては前回のリサーチ方法の記事にまとめています。

このブログでは、50代会社員が副業を試す中で分かったことを、赤字や迷いも含めて記録しています。運営者について詳しくはプロフィールをご覧ください。

本記事は筆者個人の実践記であり、特定の成果や収益を保証するものではありません。手数料や出品条件、需要や価格は変わるため、仕入れや出品の判断は最新の公式情報をご確認ください。