以前、通勤スキマ時間で副業を続けている実録はこちらという記事で、続けている副業を「せどり(中国輸入×Amazon)」とだけ紹介し、具体的な金額は伏せさせてもらいました。
今回はその続編です。2026年5月に初めてAmazon FBA(Amazonの倉庫に商品を預けて、注文が入ったらAmazonが発送してくれる仕組みです)へ商品を納品したのですが、そのときに実際いくらかかったのか、そしてその後どうなったのかを、今回は金額つきで正直に書きます。
先に結論を言うと、初期投資は10万円超、対して売上はまだ1.7万円台。現時点では大幅な赤字です。それでも「失敗した」で終わらせず、今どこまで進んでいて、何を直しているところなのかを、進行形のまま書いていきます。
Amazon FBA初回納品までにかかった実費(全部公開)
2026年5月24日、4商品・合計52点をAmazon FBAへ初めて納品しました。そこまでにかかった費用を、内訳ごとに全部出します。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 仕入れ(4商品・52点) | 約47,400円 |
| 出品に必要な資材 | 約5,500円 |
| 撮影機材 | 約43,900円 |
| FBA納品の送料 | 約1,200円 |
| Amazon大口出品プランの月額登録料(1か月分) | 約5,400円 |
| 合計 | 約103,300円 |
※各項目は百円単位で丸めているため、内訳の合計と若干の差があります。
初めて数字にしてみて自分でも驚いたのですが、10万円を超えていました。仕入れだけなら5万円もかからないのに、それ以外の部分でここまで積み上がるとは、始める前は想像していませんでした。
誤算だった|仕入れ(約47,400円)より、準備物(約49,300円)のほうが高くついた
FBAを始める前、私が漠然とイメージしていたのは「仕入れにいちばんお金がかかるはず」ということでした。実際に蓋を開けてみると、そうではありませんでした。
- 仕入れ:約47,400円
- 出品に必要な資材(約5,500円)と撮影機材(約43,900円)を合わせた準備物:約49,300円
準備物のほうが、仕入れよりも高くついたのです。これは正直、始める前にはまったく気づけなかった誤算でした。
「商品を仕入れるお金さえ用意すればいい」と思っていると、思わぬところで足元をすくわれます。出品ページを作るための資材、写真を撮るための機材、送料、月々の登録料。仕入れの周りにある「地味な出費」が、積み重なると仕入れそのものより大きくなる。これがFBAを実際にやってみて、いちばん伝えたかったことです。
誰でも必要な資材は約5,500円|撮影機材(約43,900円)は完全に自分のこだわり
ここは誤解が生まれやすいところなので、はっきり分けて書きます。
出品に最低限必要な資材=約5,500円
商品を梱包・出品するために、誰でもだいたい必要になるものです。
- OPP袋(商品を包む透明の袋)
- ラベル用紙
- プリンタインク
- サイズシール
このあたりで合計、約5,500円でした。ここは物販を始めるなら基本的に避けて通れない出費だと思います。
撮影機材=約43,900円は、私のこだわり
一方で、撮影機材に約43,900円かけたのは、完全に私自身の選択です。ストロボ、LEDライト、三脚、クランプなど、それなりにこだわって揃えました。
ただ、これは「FBAを始めるなら誰でも必要」という話では全くありません。スマホ撮影でも十分に始められます。私はたまたま写真にこだわりたい性分で、この機会に機材を揃えることにしただけです。これから始める方は、真似する必要はまったくありません。まずはスマホで撮ってみて、必要を感じたら少しずつ足していくくらいで十分だと思います。
実際、先ほどの合計約103,300円から撮影機材の約43,900円を引くと、約59,400円。私と同じことをやるにしても、機材にこだわらなければこのくらいの規模感で始められた、ということになります。
結果はどうだったか|2026年7月時点の売上・広告費・手数料
肝心の結果です。2026年7月11日までに記帳できた分で見ると、こうなっています。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 売上(注文6件・記帳分) | 約17,300円 |
| 広告費 | 約5,600円 |
| 各種手数料(6月分の月額登録料+保管料+売れた4枚分の販売・配送手数料) | 約7,600円 |
※手数料は、請求が確定して記帳できた分だけを載せています。7月に売れた分の販売・配送手数料は請求確定前のため、ここには含めていません。
その後さらに2枚売れて、2026年7月20日時点の累計販売数は9枚になりました。ただし、この直近2枚は記帳がまだなので、金額はここには含めていません。数字を良く見せるために推測で足すようなことはしたくないので、はっきり分けて書いています。
なお、表の「6件」は注文の件数、「9枚」は売れた商品の枚数で、単位が違います。1件の注文で複数枚売れることがあるため、件数と枚数は一致しません。
そしてもう一つ正直に書くと、売れているのは実質1商品だけです。納品した4商品のうち、残り3商品はほぼ動いていません。
初期投資は約103,300円、対して売上は1.7万円台。現時点では大幅な赤字です。ここは隠さずそのまま受け止めています。ただ、これで終わりというわけではなく、まだ販売は続けていますし、今も改善を試している最中です。次の章で、その反省と今やっていることを書きます。
見落としがちなランニングコスト|月額と1枚あたりの手数料
初期費用ばかりに気を取られていましたが、実際に運用してみると、もう一つ見落としていたコストの構造があることに気づきました。「毎月かかる固定費」と「売れるたびにかかる変動費」です。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| Amazon大口出品プランの月額登録料 | 約5,400円/月(固定・税込) |
| 1枚売れるごとの手数料 | 約550円(変動・販売手数料 約230円+FBA配送代行 約320円) |
| FBA保管手数料(6月分) | 約10円 |
まず固定費として、Amazon大口出品プランの月額登録料が約5,400円(税込)かかります。これは商品が売れても売れなくても、毎月必ず出ていくお金です。
そして変動費として、1枚売れるごとに約550円の手数料がかかります。内訳は、販売手数料が約230円、FBAの配送代行手数料が約320円です。私の場合、売価は約2,480円だったので、1枚あたりの手数料は売価の約22%という計算になりました。
さらに少額ですが、商品をAmazonの倉庫に預けている間の保管手数料もかかります。6月分は約10円でした。金額としては小さいものの、在庫が残っている限りじわじわとかかり続けるものです。
ここで正直に伝えたいのは、「売れなくても月5,400円が出ていく」という事実です。初期費用だけを見て「あとは仕入れた分が売れれば黒字」と考えていると、この固定費の存在をうっかり見落としてしまいます。私自身、赤字が想像以上に静かに膨らんでいった背景には、この月額固定費の存在がありました。
なお、手数料率(約22%)はあくまで私の売価・商品カテゴリの場合の話です。販売手数料は商品カテゴリーによって、FBAの配送代行手数料は商品のサイズ・重量の区分によって変わりますし、Amazon側の規定改定で数字が変わることもあります。正確な最新の料率は、必ずAmazonの公式ページで確認してください。
誤算と反省|シーズン前に売り出せなかった、リサーチ不足だった
今回いちばんの反省は、シーズン前に販売を開始できなかったことです。
今回扱った商品はアパレル系、つまり季節商材でした。本来ならシーズンが始まる前に店頭に並んでいないと、需要のピークを取りこぼしてしまいます。ところが私は、FBA登録や商品ページ作りに想像以上に時間がかかってしまい、気づけばシーズン前のタイミングを逃していました。
以前、通勤往復4時間の生活を回している記事はこちらにも書きましたが、私は通勤に往復4時間かかるうえに共働きで、平日にまとまった作業時間を確保するのがそもそも難しい生活をしています。その中で登録作業を進めていたこともあり、想定より準備が遅れてしまったというのが正直なところです。
もう一つの反省は、単純にリサーチ不足だったことです。「これは売れるはず」という自分の見立てが、そもそも甘かった。季節・需要・競合の状況をもっと調べてから仕入れるべきでした。
今やっている改善|広告の絞り込みと売価調整
ここまで悪い話ばかり書いてきましたが、何もせず放置しているわけではありません。
販売を続ける中で、少しずつ「どの商品に反応があるか」「どの広告が効いているか」といった傾向が見えてきました。それを踏まえて、今は広告の絞り込みと売価の調整を行っています。
まだ結果が大きく変わったとは言えませんが、闇雲にやっていた最初の頃に比べると、判断の材料は増えてきています。ここは引き続き、進行形で改善していくつもりです。
これから始める人へ|リサーチの重要性と、即行動
もし今、物販副業やAmazon FBAをこれから始めようとしている方がいたら、私からお伝えできるのは2つだけです。
一つは、リサーチの重要性です。仕入れる前の下調べを甘く見ないこと。季節商材ならなおさら、シーズンから逆算して、いつまでに何を終わらせておくべきかを先に考えておくべきでした。これは今回、身をもって痛感したところです。
もう一つは、とはいえ、即行動することです。完璧にリサーチしてから動こうとすると、いつまでも始められません。私自身、動いてみて初めて分かった誤算がたくさんありました。小さく始めて、実費と結果を自分の目で確かめる。そこから見えてくることのほうが多いと感じています。
会社の給料だけに頼らない収入の柱を作る準備という意味では、以前書いた50代が辞める準備として進めていることの記事はこちらにも通じるところがあります。副業も、そうした準備の一つとして、今も試行錯誤を続けています。
まとめ|初期投資10万円超、売上1.7万円台。まだ回収の途中です
Amazon FBAへの初回納品にかかった実費は、合計で約103,300円。仕入れよりも、資材と撮影機材を合わせた準備物のほうが高くついたのが、最大の誤算でした。
結果は、2026年7月時点で売上1.7万円台。初期投資10万円超に対しては、明らかな赤字です。売れているのも実質1商品だけという状況で、正直厳しい数字だと思っています。
それでも、販売は今も続いていますし、広告の絞り込みや売価の調整といった改善も進めています。まだ回収の途中という、現在進行形の話としてこの記事を書きました。通勤スキマ時間での副業全体の話は、通勤往復4時間の50代が副業した実録にまとめています。
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