せどりのリサーチ方法|FBA初回赤字後に50代が見直した項目

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前回、Amazon FBA初回納品の実費と赤字の結果を公開しました。初期投資は10万円を超えましたが、2026年7月時点の売上はまだ1.7万円台。売れていたのも、実質1商品だけでした。

その記事で、反省点の一つとして書いたのが「リサーチ不足」です。では、その後の商品リサーチで何を見るようになったのか。この記事では、一般的な確認項目と、私が実際に確認している順番を分けて整理します。

特定のツールを紹介する記事ではありません。また、同じ見方をすれば同じ結果になると保証するものでもありません。初回の失敗から見直している途中の記録としてお読みください。

初回FBAの赤字後、商品リサーチを見直すことにした

初回に納品した4商品のうち、動いていたのは実質1商品でした。季節商材なのにシーズン前の販売開始にも間に合わず、需要や競合をもっと調べてから仕入れるべきだったと反省しています。

費用や売上の内訳は前回の記事に譲ります。今回の主題は、「赤字だった」という結果ではなく、その後に仕入れ判断をどう見直したかです。

具体的に振り返ると、初回は「商品選定」「かかるコスト」「売上予測」の3つが、どれも詰め切れていませんでした。何となく売れそうという印象で商品を選び、仕入れ値と売価の差だけを見て、実際にかかる費用や、どれだけ売れるかの見込みまで確認できていなかったのです。この記事で見直すのは、主にこの3つの詰めの甘さです。

せどりの商品リサーチで一般的に見る6つの項目

商品リサーチは、一つの数字だけで決められるものではありません。Amazon公式の米国版サイトにあるProduct Opportunity Explorerの説明でも、需要、競合、検索、価格、レビュー、返品など、複数の情報を組み合わせて見る考え方が示されています。

ここでは、ツール名ではなく「何を確かめるための数字なのか」に絞って整理します。

需要|探している人・買っている人がいるか

最初に確かめたいのは、商品を探している人や買っている人がいるかです。

ただし、ある日のランキングが高いことと、継続して売れていることは同じではありません。セールや季節要因で、一時的に動いている可能性もあります。期間をそろえて変化を見ることが大切です。

競合|出品が少ないだけで判断しない

競合が多ければ、価格や商品ページ、配送条件などで比較されやすくなります。一方、競合が少ない市場が必ず有利とも限りません。そもそもの需要が小さく、出品する人が少ない可能性もあるからです。

需要と競合は、片方だけでなくセットで見ます。

価格推移|今日の価格が続くとは限らない

仕入れ時点で価格差があっても、販売する頃まで同じ売価が続くとは限りません。出品者が増えたり、需要期が終わったりすれば、価格が動くことがあります。

「今なら差額がある」だけではなく、価格がどのように変わってきたかも判断材料にします。ただし、過去の価格から将来の価格を断定はできません。

売れ行きと回転|在庫が動くまでの時間を考える

商品が売れるかだけでなく、どれくらいの期間で在庫が動くかも重要です。動きが遅ければ、お金が在庫のまま残り、保管の負担も続きます。

ランキングや販売数の推計は参考になりますが、それ自体が確定した販売個数ではありません。仕入れ数を決めるときは、幅を持って考える必要があります。

総コスト|売価ではなく、全部引いた後を見る

売価と仕入れ値の差だけを見ても、手元に残る金額は分かりません。販売、配送、保管など、商品を売り切るまでにかかる費用を合わせて見る必要があります。

Amazon公式のFBA料金シミュレーターも、計算結果は目安であり、条件によっては含まれない費用があると説明しています。計算画面の数字をそのまま確定値と考えず、自分にかかる費用を足して確認することが大切です。

今は、FBAの各種手数料(販売手数料や配送代行手数料などのFBAコスト)を踏まえたうえで、売値と利益率を計算してから仕入れを判断するようにしています。初回は、ここまで詰めずに仕入れ値と売価の差だけを見ていたのが、見落としていた点でした。

季節性と準備期間|需要の山から逆算する

季節商材では、需要が高まる時期を知るだけでは足りません。仕入れ、納品、商品ページの準備にかかる時間を引き、いつ動き始める必要があるかまで考えます。

需要期が見えていても、販売開始が山を越えた後なら、判断に使えないからです。

私が実際に見ている項目と確認する順番

一般的な確認項目を知るだけでは、仕入れ判断にはつながりません。大切なのは、候補を見つけた後に、どの順番で絞り込むかです。

候補を見つけてから、私は次の順番で確認しています。まず、Amazonや他のECサイトなど広い範囲でリサーチして、商品を絞り込みます。次に、その商品を中国輸入サイトでリサーチします。そのうえで、実際の販売先であるAmazonに戻り、類似品をサーチして確認します。ここまでで問題がなければ、仕入れに進みます。

この確認の中で実際に見ている情報は、レビュー・販売数・仕入値・デザインの4つです。レビューや販売数、仕入値といった数字だけでなく、デザイン(見た目)も判断材料に入れています。ここは数字だけでは測れない、アパレル系ならではの判断軸だと感じています。

これまでの流れを、確認の順番ごとに整理すると次のようになります。

順番 見る項目 何を確かめるか
①広い範囲でリサーチ(Amazon・他ECサイト) 販売数・レビュー 需要がありそうか、売れている雰囲気があるか
②中国輸入サイトでリサーチ 仕入値・デザイン 仕入れ値の水準と、見た目・質感
③Amazonで類似品をサーチ 競合の売価・レビュー数 その売価で利益率を出せそうか
④仕入れ判断 利益率・売れ行きの見込み 利益率20%が一つの目安。多売が見込めるなら10〜15%でも検討

※この表の数字(利益率20%・10〜15%)はあくまで私個人の現時点の目安で、まだ固めている途中です。詳しくは次の段落で説明します。

仕入れないと判断するサインも決めておく

商品リサーチというと、仕入れる商品を探す作業に見えます。しかし、限られた資金で続けるなら、「何がそろえば仕入れるか」と同じくらい、「どんな状態なら見送るか」も大切です。

正直に言うと、見送る条件はまだ固めている途中です。今のところの目安は、利益率20%を一つの基準にしていて、これを下回ると見送る判断になりやすいというものです。ただし、これは固定の数値基準ではありません。多く売れることが見込める商品であれば、利益率10〜15%でも仕入れることがあります。利益率の高さだけでなく、回転(どれくらいのペースで売れそうか)とのバランスで判断しているのが実際のところです。これは私が今の時点で置いている基準であり、正解として万人にすすめられるものではありません。

直近では、秋物の羽織もの(アウター系)を候補として見ています。商品名は伏せますが、レビューの数、販売数、仕入値、デザインを見比べたうえで、利益率も含めて仕入れるかどうかを検討しているところです。季節商材なので、後述するように、シーズンの2か月前を目安に動くようにしています。

見送ることは、結果が出なかったという意味ではありません。判断材料がそろわないときに資金を残すことも、仕入れ判断の一部です。

季節商材は、売れる時期より販売を始められる日から考える

初回FBAで痛感したのは、季節の需要を見つけても、販売開始が遅ければ間に合わないということでした。

季節性を調べる方法の一つに検索関心の推移があります。ただし、Googleトレンドの公式ヘルプによると、表示される0〜100の数字は検索総数ではなく、指定した地域・期間内での相対値です。販売個数の予測として使うものではありません。

見るべきなのは、関心が高まる時期だけではありません。そこから仕入れ、輸送、納品、商品ページの準備に必要な時間を引き、販売開始日を決める必要があります。

初回の失敗を踏まえて、今は仕入れてから手元に届くまでの時間と、そこからFBAへ納品するまでの時間を合わせて考え、シーズンの2か月前には仕入れるようにしています。需要期が見えてから動き始めるのでは間に合わないので、先に逆算して仕入れておくという考え方に変えました。

リサーチの数字を過信しない

需要、価格、競合は変わります。リサーチで得られる情報は、あくまで判断材料であって、特定の結果を保証してくれるものではありません。

気をつけたいのは、次のような見方です。

  • 今日の価格だけを見て、販売時の価格も同じだと考える
  • 一時的なランキング上昇を、普段の売れ行きと考える
  • 販売数の推計を、確定した個数として仕入れる
  • 需要期だけを見て、販売準備にかかる時間を入れない
  • 売価と仕入れ値だけで判断し、販売後までの費用を落とす

リサーチは未来を当てる作業ではなく、見落としを減らす作業だと考えた方が、数字と付き合いやすくなります。

商品によっては、カテゴリーやブランドごとに出品条件が異なります。Amazon公式の出品可能な商品基準も、仕入れ前に確認が必要です。

通勤中のリサーチと、自宅での作業を分ける

私は通勤に往復4時間かかります。通勤スキマ時間で続けている副業の全体像では、移動中に「探す・調べる」、週末に「手を動かす」と役割を分けていることを書きました。

通勤そのものにかかる時間とお金については、往復4時間の通勤を3年続けて分かったことにもまとめています。

商品リサーチも、この役割分担に沿っています。通勤中は、売れ筋を見るといった軽い作業にとどめています。一方、競合や類似品のリサーチなど、仕入れ判断をじっくり考える必要がある作業は、自宅でまとまった時間が取れるときに行っています。

まとめ|見る項目より、判断の順番を決めておく

せどりの商品リサーチでは、需要、競合、価格、回転、総コスト、季節性を一つずつ確認します。ただし、項目を知っているだけでは足りません。

候補を見つけた後に何から確認し、どこで見送り、最後に何を確かめるか。自分なりの順番を決めておくことで、「売れそう」という印象だけで仕入れる場面を減らせます。

今のやり方も、まだ完成形ではありません。見送る条件の数字は固めている途中ですし、利益率も商品によって幅を持たせています。それでも、初回の反省だった「商品選定」「かかるコスト」「売上予測」の甘さについては、確認する項目と順番を決めたことで、以前より見落としは減ったと感じています。同じように仕入れ判断で失敗した方には、見る項目を増やすことより先に、自分なりの確認の順番を決めることをおすすめします。

このブログでは、50代会社員が副業を試す中で分かったことを、赤字や迷いも含めて記録しています。運営者について詳しくはプロフィールをご覧ください。

本記事は筆者個人の実践記であり、特定の成果や収益を保証するものではありません。需要、価格、競合、手数料、出品条件は変わるため、仕入れや出品の判断は最新の公式情報をご確認ください。