オール電化・二人暮らしの電気代は月いくら?2年分の実額公開

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節約

「オール電化って、電気代が高いんでしょう?」——これまで何度か聞かれたことがある質問です。我が家は戸建て・二人暮らしのオール電化で、太陽光も乗せています。イメージだけで語るのではなく、「実際いくらなのか」を、検針実績のまま2年分公開してみようと思います。

オール電化の電気代、実際いくらなのか実額で答えます

「オール電化=電気代が高い」というイメージを持っている方は、今も多いのではないでしょうか。エコキュートやIHクッキングヒーターを使うオール電化住宅は、ガス代がゼロになる代わりに、電気代にすべての光熱費が集約されます。だからこそ「電気代だけ見ると高く感じる」という側面はあると思います。

ただ、世の中に出回っている電気代の記事の多くは、「世帯人数別の平均額はいくら」という一般論のデータです。それはそれで参考になりますが、「自分の家と条件が近い実例」が欲しい、という方も多いはずです。この記事は一般論ではなく、我が家の検針実績をそのまま公開する記事です。数字は丸めたり良く見せたりせず、実際の金額をそのまま載せています。

我が家の前提条件|戸建て・オール電化・太陽光・二人暮らし

比較していただくための前提として、我が家の条件を先に書いておきます。ここが分からないと、「自分の家と比べていい数字なのか」が判断できないと思うからです。

戸建て・築7年・オール電化(エコキュート・IH)

我が家は戸建てで、築7年になります。給湯はエコキュート、調理はIHクッキングヒーターというオール電化住宅です。ガスは引いていないため、光熱費はすべて電気代に集約されています。

太陽光3.344kW搭載(2019年6月〜)

2019年6月から、3.344kWの太陽光発電を設置しています。この太陽光の売電収支については、太陽光発電の売電収入を毎月公開している記事はこちらで詳しく書いていますので、興味のある方はあわせて読んでみてください。

50代共働き二人暮らし・契約容量50A・夜間割安プラン

世帯構成は50代の共働き二人暮らしです。契約容量は50A。契約プランは、東京電力のオール電化向け夜間割安プラン「スマートライフS」を利用しています。夜間の電気料金が割安になる分、日中は割高になる仕組みのプランです。

なお、電気料金の単価やプランの内容は改定される可能性があります。最新の単価・プランについては、必ず電力会社の公式サイトでご確認ください。

【月別】2年分の電気代実額(2024年7月〜2026年6月)

ここが本記事の核となる部分です。検針票の実績をそのまま公開します。なお、我が家はオール電化のためガス代はゼロで、光熱費=電気代のみという前提で見ていただければと思います。

2024年7月〜12月の実額

我が家がこの記録をつけ始めたのが2024年7月なので、2024年は7月からのデータになります(1〜6月は欠測です)。

電気代
2024年7月 8,979円
2024年8月 10,621円
2024年9月 10,480円
2024年10月 9,614円
2024年11月 8,931円
2024年12月 10,810円

夏場(7〜9月)と、暖房・給湯の負荷が上がり始める12月に向けて、少しずつ金額が上がっていく傾向が見えます。

2025年1月〜12月の実額

2025年は1年間フルでデータが揃っています。年間合計は136,559円、月平均にすると約11,400円です。

電気代 電気代
1月 13,531円 7月 9,817円
2月 13,421円 8月 10,106円
3月 12,792円 9月 11,143円
4月 13,135円 10月 9,639円
5月 10,750円 11月 10,405円
6月 10,269円 12月 11,551円

年間合計:136,559円/月平均:約11,400円

こうして並べてみると、我が家は夏より冬の方が高くなる傾向がはっきりしています。1月・2月・4月は13,000円を超えている一方、5月・6月・7月・10月は1万円前後まで下がっています。オール電化の場合、エアコンの暖房よりもエコキュートの給湯(お湯を沸かす電力)が冬場にかかる負荷が大きいため、この傾向が出やすいと言われています。

一般的に「オール電化・二人暮らしの電気代相場は月13,000〜14,000円程度」と言われることが多いのですが(複数の電力会社系メディアが公開している調査値をもとにした一般的な数字です)、それと比べても我が家の月平均11,400円は明確に安い方だと感じています。

2026年1月〜6月の実額|前年同期比−1,299円

2026年はまだ6月までのデータです(7〜12月は今後の記録待ちのため「ー」としています)。

2026年 参考:2025年同月
1月 14,104円 13,531円
2月 13,427円 13,421円
3月 12,720円 12,792円
4月 12,943円 13,135円
5月 10,377円 10,750円
6月 9,028円 10,269円
7月〜12月 ー(記録待ち) 9,817円〜11,551円

2026年上半期(1〜6月)合計:72,599円(前年同期は73,898円)=前年同期比 −1,299円

1月だけを見ると2026年の方が前年より高くなっていますが、5月・6月は前年より下がっており、半年トータルでは前年より安く収まりました。大きな節約行動を新しく始めたわけではないのですが、夜間シフトの習慣が定着してきたことや、季節ごとの気温の違いなどが影響していると考えられます。

正直に言うと、我が家は「日中は共働きでほとんど不在」という生活スタイルです。在宅勤務の日があっても、特に意識して節電しているわけではありません。それでもこの金額に収まっているのは、頑張って我慢しているからではなく、後述する「仕組み」の部分が効いているのだと思っています。

似た家庭と比べると|電力会社アプリの比較機能で見えたこと

我が家の数字が高いのか安いのか、自分たちだけでは判断がつきにくいものです。そこで参考にしているのが、電力会社のアプリに搭載されている「似た家庭との比較」表示機能です。これは自社独自の統計ではなく、あくまで電力会社アプリが提示している比較データであることを前置きしておきます。

冬は似た家庭が平均約2.1万円のところ、我が家は約1.4万円

冬場のある月で見ると、アプリ上で表示される「似たような世帯構成・住宅条件の家庭」の平均は約2.1万円でした。それに対して我が家は約1.4万円。この月だけを見ると、7,000円ほどの差がありました。

ただし、これは「オール電化ならみんなこうなる」という話ではありません。あくまで我が家の場合、この月はこうだった、というだけの一例です。世帯や住宅の条件、ライフスタイルによって当然変わってくると思います。

一般的なオール電化・二人暮らしの相場と比べても我が家は安い方

先ほども触れましたが、複数の電力会社系メディアが公開している調査では、オール電化・二人暮らしの電気代相場はおおむね月13,000〜14,000円程度とされています。我が家の月平均約11,400円は、この相場と比べても安い方に位置していると言えそうです。

電気代を我慢せず下げている工夫|夜間シフトとエアコンの使い方

ここまで見ていただいた数字は、特別に何かを我慢して達成したものではありません。我が家が意識しているのは「我慢すること」ではなく「仕組みで下げること」です。

食洗機・洗濯(乾燥まで)・エコキュートの湧き上げを夜間帯に寄せる

契約している「スマートライフS」は夜間の電気料金が割安になるプランなので、電気を多く使う家事はできるだけ夜間帯に寄せています。具体的には、食洗機、洗濯機(乾燥まで使う場合も含めて)、そしてエコキュートの湯の湧き上げです。

これらは一度タイマー設定や生活のリズムを整えてしまえば、あとは特に意識しなくても自動的に夜間帯に回るようになります。「頑張って節約する」というよりは、「仕組みを作ったら、あとは放っておいている」という感覚に近いです。

エアコンは我慢しない|使うときはつけっぱなし・設定温度は高め

これは我が家がはっきりさせておきたい部分です。電気代のためにエアコンの使用を我慢する、ということは一切していません。暑い時期・寒い時期は、必要なときに使います。

我が家の場合、使うときはこまめに消したりつけたりするのではなく、つけっぱなしにしていることが多いです。ただし、これは「エアコンをつけっぱなしにすれば必ず安くなる」ということではありません。短時間の外出ならつけっぱなしの方が得というケースもあれば、長時間の不在や気温の条件によっては話が変わってくるとも言われています。一概には言えない部分があるということは、正直にお伝えしておきたいです。あくまで、我が家はこういう使い方をしている、という一つの実例として読んでいただければと思います。

大切にしているのは、電気代を理由に真夏や真冬に無理な我慢をしないことです。体調を崩してしまっては本末転倒だと考えています。

太陽光の売電と実質負担

売電収入は月3,000〜6,000円

我が家では2019年6月から太陽光発電(3.344kW)を設置しており、売電収入は月によって3,000〜6,000円程度になっています。日中は共働きで不在が多いため、発電した電気の多くが自家消費ではなく売電に回っている、という構図もあると思います。詳しい月次の推移は、太陽光発電の売電収入を毎月公開している記事はこちらにまとめています。

電気代から売電収入を差し引いた「実質負担」で考える視点

電気代だけを見ると先ほどの月平均約11,400円ですが、そこから売電収入の月3,000〜6,000円を差し引いて「実質負担」として考えることもできます。単純計算にはなりますが、そう考えると我が家の光熱費の負担感は、数字以上に軽く感じられる部分があります。

ただし、これは「太陽光を乗せれば得をする」という話をしたいわけではありません。設置費用やメンテナンスの負担もありますし、あくまで「我が家の場合はこういう実質負担で捉えている」という体験談として受け取っていただければと思います。

まとめ|電気代は仕組みで下げる、我慢では下げない

我が家のオール電化・二人暮らしの電気代は、2025年の年間合計が136,559円、月平均で約11,400円でした。一般的な相場の月13,000〜14,000円程度と比べても、そして電力会社アプリの「似た家庭」比較で見ても、安い方に位置しています。

これは、日中不在が多く、在宅勤務の日でも特に意識した節電をしていない我が家が達成している数字です。つまり「頑張って我慢しているから安い」のではなく、夜間シフトという仕組みが自然と効いている、というのが実感に近いです。エアコンについても我慢はせず、使うときはつけっぱなし・設定温度も高めというのが我が家の実際の使い方です。

この考え方は、以前書いた50代が「頑張る節約」をやめた理由はこちらと同じ思想です。我慢して切り詰める節約ではなく、一度仕組みを整えてしまえば、あとは自然と続いていく節約の方が、私たちには合っていると感じています。電気代だけでなく、格安SIMに乗り換えてスマホ代を半分以下にした実録はこちらのように、固定費全体を仕組みで見直す取り組みも続けています。

なお、電気料金は改定される可能性があります。最新の単価やプラン内容については、必ず電力会社の公式サイトでご確認ください。

このブログでは、こうした家計・光熱費の実録を50代当事者の目線で書いています。運営者について詳しくはプロフィールをご覧ください。