ポイ活をやめた50代|数百円のために車で8km走っていた話

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ポイ活をやめた50代|数百円のために車で8km走っていた話 節約

クーポンを集めて、ポイントサイトを比較して、少しでも安いスーパーまで車を走らせる——そんな「頑張る節約」を、私は50代になってやめました。ケチになったわけではありません。時間の使い方を見直した結果、自然とそうなっただけです。

節約、頑張りすぎていませんか

ポイ活も、特売のはしごも、クーポン集めも、それ自体が悪いわけではないと思っています。上手に活用して、実際に成果を出している人もたくさんいます。私の周りにも、ポイントサイトを使いこなして年間でまとまった金額を得ている人がいますし、それは素直にすごいことだと思います。

ただ、私自身はそのやり方が続きませんでした。というより、正確には「私には合わなかった」というのが実感です。

実は私も以前は、同じようなことをしていました。少しでも安い店を探し、車で遠くのスーパーまで通う。そんな生活を何年も続けていたのです。この記事は、その私がなぜやめたのか、代わりに何をしているのかを、正直に書いた記録です。

以前やっていた「頑張る節約」の実態

自宅から4〜8km離れたスーパーまで車で通っていた

以前の私は、自宅から車で4〜8kmほど離れたスーパーまで、わざわざ買い物に行っていました。理由は単純で、そのお店の方が近所の店より安かったからです。

このお店は関東圏ではよく知られたスーパーで、だいたい週1回のペースで通っていました。一般的な既製品はたしかに安いのですが、その分、新商品や話題の商品はあまり置いていない店でした。今思えば、品揃えの幅より価格の安さを優先した店選びだったのだと思います。

店のハシゴはルート内だけ/クーポン・ポイントサイトはやらなかった

「頑張る節約」といっても、私の場合は限定的でした。店のハシゴをするのは、あくまで移動の同じルート内にある場合だけ。わざわざハシゴのためだけに別方向へ行くようなことはしていません。

そしてクーポン集めやポイントサイトの活用は、私はまったくやっていませんでした。理由は、調べる時間そのものが無駄に感じてしまったからです。どのクーポンが使えるか、どのポイントサイト経由がお得か、比較して調べる手間をかけるくらいなら、その時間を他のことに使いたいと感じていました。

やめた理由|数百円と時間・ガソリン代が見合わなかった

安く買えても差額は多くて数百円だった

遠くのスーパーまで足を運んで、実際にどれくらい安く買えていたかというと、体感としては多くて数百円程度でした。もちろんゼロではありませんし、積み重なればそれなりの金額になるという考え方もあると思います。

ただ、そのために片道4〜8km、往復すれば10km以上になることもある距離を車で走り、時間もガソリン代も使っている。冷静に考えると、この差額のために本当に見合っているのだろうかと感じるようになりました。

ガソリン代の高騰が気づくきっかけになった

この違和感がはっきりしたきっかけのひとつが、ガソリン代の高騰でした。以前はあまり意識していなかった給油のたびの出費が、じわじわと重く感じるようになったのです。

「安い店まで行くために使うガソリン代」と「そこで浮く数百円」を並べて考えたとき、これは果たしてプラスになっているのだろうか、という疑問が自然と湧いてきました。

通勤往復4時間で平日は何もできない——だから土日の時間が一番貴重だった

そして、これが私にとって一番大きな理由です。私は通勤に往復で4時間ほどかかる生活を送っています。平日は通勤だけで多くの時間が消え、家に着いた頃にはもう何かをする気力も時間もほとんど残っていません。

そうなると、自分の意思で自由に使える時間は、実質的に土日しかありません。平日にゼロだからこそ、土日の時間は私にとって何よりも貴重なものになりました。

そう考えたとき、その貴重な土日の時間を、数百円安いスーパーを探して車を走らせることに使うのは、本当にやりたいことなのだろうかと、自分に問い直すようになったのです。答えは「いいえ」でした。時間の使い方を見直した結果、遠くのスーパーに通うことも、クーポンやポイントサイトを比較する習慣も、自然と手放すことになりました。

今のポイントとの付き合い方|「ついたら使う」でいい

PayPayとVポイント、行動は変えずに「ついたら使う」だけ

誤解のないように書いておきたいのですが、私はポイ活そのものを完全にやめたわけではありません。今も、カード利用でVポイントが貯まったり、Yahoo!系のサービスを使うとPayPayが貯まったりすることはあります。それは普通に使わせてもらっています。

ただ、ポイントを貯めるために行動を変えることはしていません。「このポイントを貯めるためにこの店で買おう」「この決済方法を使おう」といった、ポイント起点の行動はしないということです。あくまで、いつも通りの生活をしている中で自然についたポイントを、そのまま使う。それだけです。

代わりに続けている「仕組み型」の節約

労力型の節約をやめた代わりに、私が続けているのは、一度整えてしまえばあとは手間のかからない「仕組み型」の節約です。

固定費の見直し(保険・サブスクの見直し)

まず取り組んだのが、保険やサブスクリプションといった固定費の見直しです。毎月なんとなく払い続けていたものを一度棚卸しして、本当に必要かどうかを見直しました。ここは一度見直せば、その後は特に手間がかかりません。

私の場合、生命保険を掛け捨て型に切り替えたことで月2万円ほど、使う頻度が下がっていた写真加工ソフトなどのサブスクを解約したことで月1万円ほど、合わせて月3万円前後を削減できました。保険は貯蓄型か掛け捨て型かでご家庭ごとに考え方が異なるものなので、あくまで「私の場合はこう見直した」という一例として読んでいただければと思います。

数百円のために片道4〜8km(往復なら10km以上になることも)を走っていた以前の労力型節約に対して、固定費の見直しは一度手をつけただけで月3万円前後の効果が続いています。こうして並べてみると、私にとってどちらに力を注ぐべきかは、はっきりしていました。

格安SIMへの乗り換え

スマホの通信費も、大手キャリアから格安SIMに乗り換えました。乗り換えの手続きは多少手間でしたが、それも最初の一回だけです。その後の毎月の節約効果は、特別な行動をしなくても自動的に続いています。格安SIMに乗り換えてスマホ代を半分以下にした実録はこちらにまとめていますので、興味のある方は読んでみてください。

食費のルール化

食費についても、細かい特売品を追いかけるのではなく、あらかじめ大まかなルールを決めて運用するようにしました。ルールさえ決めてしまえば、買い物のたびに悩んだり比較したりする必要がなくなります。食費を月5万円台に抑えている「整える」ルールの実例はこちらで紹介しています。

こうして振り返ってみると、私が続けているのは「毎回頑張る節約」ではなく、「最初に少し頑張って、あとは放っておける節約」なのだと思います。以前と今を並べると、こんな違いがあります。

以前:労力型の節約 今:仕組み型の節約
内容 遠いスーパー通い・特売はしご・クーポン集め 固定費見直し・格安SIM・食費のルール化
手間のかかり方 毎回・都度の判断が必要 最初に整えれば、その後はほぼ手間なし
使う時間 土日の買い物移動・比較検討の時間 見直し時だけまとまった時間、あとは自動的
私の実感 数百円のために時間とガソリン代を使っていた 浮いた時間を他のことに使えるようになった
効果の目安 多くて数百円(体感) 固定費見直しだけで月3万円前後

まとめ|50代の節約は「時間単価」で考える

ポイ活も特売のはしごも、否定するつもりはまったくありません。上手に活用できる人は、それでいいのだと思います。ただ私の場合は、50代になって時間の使い方を見直したときに、労力型の節約よりも仕組み型の節約の方が、自分には合っていると気づきました。

数百円のために貴重な土日の時間や、じわじわ高くなるガソリン代を使うより、一度整えたら手間のかからない節約に切り替える。そうして浮いた時間や気持ちの余裕を、私は他のことに向けるようになりました。実際、節約に使っていた意識の一部は、浮いた時間と意識を新NISAの積立に向けた話はこちらで書いたように、資産形成の方に振り向けています。

節約のやり方に正解はないと思います。大切なのは、自分にとって時間とお金、どちらの単価が今の自分に合っているかを、一度立ち止まって考えてみることではないでしょうか。

このブログでは、こうした節約・家計の実録を50代当事者の目線で書いています。運営者について詳しくはプロフィールをご覧ください。