50代で新NISAを始めて21ヶ月|月10万円積立のリアルな結果

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50代で新NISAを始めて21ヶ月|月10万円積立のリアルな結果 資産形成

新NISAって50代から始めても遅いんじゃないか——私自身、始める前はそう思っていました。「若い人が長期でコツコツ積み立てるための制度」というイメージが強く、50代の自分が今さら手を出しても意味がないのでは、と感じていたのです。

でも実際に始めて約21ヶ月、月10万円の積立を続けた今の結果を、良かった面も注意したい面も含めて、正直に書きます。

新NISAは50代から始めても遅い?当事者として思うこと

「遅い」と感じていた自分がなぜ始めたか

私は50代の会社員で、共働き、しかも通勤に往復4時間かかる生活を送っています。老後資金のことは頭のどこかでずっと気になっていましたが、「貯金だけしていれば何とかなるだろう」と、正直あまり深く考えていませんでした。

ただ、貯金は増えても、増えるのは自分が振り込んだ分だけです。当たり前のことですが、ある時ふと「このままお金を寝かせているだけでいいのか」という疑問が湧いてきました。そこで重い腰を上げて調べ始めたのが新NISAです。

「50代から始めても遅い」という声もネットにはたくさんありました。若い頃から始めていれば運用期間が長く取れたのは事実です。その意味では、もっと早く始めていればよかったという後悔がないわけではありません。ただ、遅いかどうかを気にして何もしないより、気づいた時点で始めるほうが、少なくとも何もしないよりは前に進める——これが、実際に始めてみた今の私の実感です。

SBI証券で新NISAを始めたきっかけと口座開設の実際

始めたのは2024年10月・SBI証券を選んだ理由

私が新NISAを始めたのは2024年10月、証券会社はSBI証券を選びました。ネット証券として利用している人が多く、情報も比較的探しやすかったことが決め手です。

いちばん面倒だったのは口座開設とNISAの手続き

正直に言うと、一番時間がかかったのは手続きそのものより「どの証券会社で口座を作るか」を迷っていた段階でした。比較サイトや口コミを見比べては悩み、それが数週間続きました。この間は並行して、何を積み立てるかも調べていました。

調べていく中で、店舗型の証券会社や銀行の窓口でのNISA開設は、私は候補から外しました。普段からネット銀行を使っていて、振込や引き出しの手数料の安さに慣れていたこともあり、店舗型は手数料が割高になりやすいと感じたためです。ネット銀行との連携のしやすさで絞り込んでいくと、自然と残ったのが楽天証券とSBI証券の2択でした。この2択からは、前述の通り利用者が多く情報を探しやすかったSBI証券に決めました。

口座を決めてからの手続き自体は、思っていたよりスムーズでした。一般的な流れとしては、まず証券会社の総合口座を開設し、本人確認書類を提出します。その後、審査を経てNISA口座の申込みを行い、さらに税務署の確認(二重口座になっていないかのチェック)が入るため、実際に取引ができるようになるまでには一定の待ち時間が発生する仕組みです。ただ、迷っていた段階に比べれば、決めてからはあっという間だったという印象です。

手続きはすべてネット上で完結するタイプだったので、画面(UI)の構成を理解するのに時間がかかりました。「つみたて投資枠」「成長投資枠」といった言葉が出てきても、最初は何がどう違うのか、正直ピンと来ませんでした。

振り返ってみると、私の場合の一番の壁は「手続きの複雑さ」よりも「証券会社選びで比較して迷って動けない時間」だったのだと思います。同じように迷っている人がいたら、比較にかける時間をあらかじめ区切ってしまうのも一つの手かもしれません。

このあたりの制度の正確な仕組みや最新の手続き方法については、金融庁のNISA特設ページや証券会社の公式サイトで確認するのが一番確実です。ここでは、あくまで「50代の自分が実際に手続きをしてみてどう感じたか」という記録として読んでいただければと思います。

何を・いくら積み立てているか

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を併用

私が積み立てているのは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー、通称オルカン)と、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の2本です。世界全体に分散するオルカンと、米国に集中するS&P500を組み合わせることで、自分なりに分散のバランスを取りたいと考えました。

月10万円の内訳・なぜこの2本を選んだか

この2本を合わせて、月10万円を積み立てています。それぞれの比率については、この記事では公開していません。あくまで私自身が考えて選んだ組み合わせであり、「この配分がおすすめ」という話ではない、という点は先にお断りしておきます。投資信託選びは人によって考え方も生活状況も違うので、これはあくまで私個人の判断だと捉えてください。

積立の原資については、家計全体を見直しながら捻出しています。たとえば我が家では食費を見直して積立の原資を作った話もあり、節約で生まれた余剰を投資に回す、という考え方をしています。

21ヶ月続けた結果(2026年7月時点・投資分だけで約+20%)

実際の運用実績

2024年10月に始めてから約21ヶ月が経った2026年7月時点で、投資した分だけで見ると約+20%になっています。

これは正直、うれしい結果です。ただ、ここは誤解してほしくないので、はっきり書いておきます。この約21ヶ月は、株式相場全体が比較的好調だった時期にあたります。今後も同じペースで増え続ける保証はどこにもありませんし、相場が悪い時期には当然マイナスになる局面も来るはずです。この結果は「たまたま良い時期に積み立てを続けていた」という一面が大きいと、私自身理解しています。

増えた実感と、増えなかった時期があったかどうか

この21ヶ月の間、相場がまったく動かなかったわけではありません。2期目のトランプ大統領就任の時期などは、相場が大きく動く場面もありました。それでも、私自身は慌てて売ったり積立を止めたりはしませんでした。もともと「淡々と積み立てる」という意識で始めていたので、値動きのニュースを見ても、自分の積立を止める理由にはならなかったというのが実感です。

だからこそ、今の+20%という数字を見て「新NISAは始めればすぐ増える」と受け取ってしまうのは危険だと感じています。上がる時期もあれば下がる時期もある、というのが本来の姿だと思っています。

やってみてわかった注意点

暴落時の心構え

相場が下がった時に積立を続けるかどうかは、最終的には自己判断です。私自身、相場が大きく動く場面は経験しましたが、資産全体が大きく目減りするような本格的な暴落は、まだ経験していません。実際にそうなった時、自分がどう感じるかは正直わかりません。ただ、事前に「下がる時期は必ず来るものだ」と頭に入れておくのと、そうでないのとでは、いざという時の受け止め方が違うだろうと考えています。

生活防衛資金を確保した上での積立という前提

積立を始める前提として、当面の生活費や急な出費に対応できるだけのお金は、投資とは別に確保しておくという考え方があります。私もその考え方を意識した上で、積立に回す金額を決めています。生活が苦しくなるほどの金額を投資に回すべきではない、というのは一般的にもよく言われることですし、私自身もそう感じています。

50代へのまとめ|貯金するならNISAを早く始めましょう

50代から新NISAを始めて約21ヶ月、私が今言えるのはシンプルなことです。貯金するなら、NISAを早く始めましょう。

もちろん、投資である以上リスクはありますし、今回の+20%という結果がこの先も続く保証はありません。それでも、貯金だけを続けるのか、制度を理解した上で新NISAという選択肢も検討するのか、知っているのと知らないのとでは、これからの選択肢の幅がまったく違うと感じています。

まずは金融庁のNISA特設ページや証券会社の公式サイトで、制度の仕組みを正しく理解することから始めてみてください。

なお、積立の原資づくりという意味では、投資だけでなく家計全体で資産形成を考えることも大切だと感じています。我が家では太陽光発電の実収支も毎月公開していますし、積立の原資を確保するために通勤時間を使った副業の実録にも取り組んでいます。あわせて読んでいただけたらうれしいです。

このブログでは、こうした家計・資産形成の実録を50代当事者の目線で書いています。運営者について詳しくはプロフィールをご覧ください。

本記事は筆者個人の体験・記録であり、投資助言ではありません。投資は自己判断・自己責任で行ってください。NISA制度の詳細・最新情報は金融庁および各証券会社(SBI証券など)の公式情報をご確認ください。